おはようございます。
着火ウーマン、矢野圭夏です。
物に対する執着がどこから来ているか?
人それぞれ個別的、心理的理由があるので
自分の習慣や行動を分析することから
はじめてはいかがでしょう?
昨日はそんな話をお伝えしました。
今日は、もっと「こころ」に焦点を当てて
捨てられない女の3部作完結編をお届します。
恥ずかしながら、
物が捨てられないよりタチが悪い
心のお片づけができなかった私の話です。
家の収納スペースには限りがあります。
まぁまれに、倉庫を借りて
使いもしないものを無理やり
押し込めようとするケースもありますが・・・
たいていの場合は
家の収納スペースと物とが占める割合が
アンバランスになってきたり
使いづらさを感じたりして
人は片付け始めるわけですね。
可視化できるので、
片付けのタイミングがわかります。
この時、脳は
「家」という器に対して
「物」という中身が多い
家<物
と判断しています。
では、心はどうでしょう?
TODOリストが溜ってきて
あれもこれも・・・
そんな時、脳は
「心」という器に対して
「タスク」という中身が多い
(※タスク=やるべき、考えるべき事柄)
心<タスク
と判断しています。
つまり、キャパシティーオーバーです。
考えや行動に余裕がなくなり
焦りや苦しみを感じてしまったり、
行動に抜けやモレが生じてしまったり。
身体にまで負担をかけてしまう。
こんな時は、
タスクに対して順位付けをしていきます。
よく言われるのが、緊急度。
あとは、
本当に自分がやらなくてはいけない事かどうか。
代わりの人、代わりの物で済ますことができないか?
もちろん、
「本当にやりたいことか?」
を自問するのも有効です。
心については、こんなこともあります。
「心」という器に対して
「想い出」という中身が多い
心<想い出
はーい、
これ、私です。(笑)
正確には、数式より円グラフのイメージ。
心という器を円グラフにした時に、
「想い出」という要素が8割くらい占めていて
あとの2割で「今」を生きてる、みたいな。
この「想い出」の中には
1.過去の栄光
2.良かった出来事
3.苦労して積み上げた経験
などが詰まっております。
どれも、ぐつぐつと煮込まれて良いお味に・・・
じゃなくって、
何十年も私を支えてくれたものです。
昨日のブログで書きました。
「いつかという日は来ない!」
今日のテーマで言えば、
過去の成功パターンが
時間を経て、まっぽしそのまま生かされることはない!
物で例えると
20代の頃に、合コンでこれを着れば
彼氏ゲット率100%!
というテッパンのワンピースを
30代になっても大事に持っているようなもの。
「いつか出番が・・・」
ないない!
そんなのさっさと処分して、
30代の今の自分に似合うワンピースを来て
「似合うね」って言われたい!笑
私の心の8割を占める「想い出」は
それはそれで、今の私を形作るために
必要なものでした。
過去の栄光も
良かった出来事も
苦労して積み上げた経験も
(テッパンのワンピースも)
私の血となり肉となっております。
・・・それで充分じゃない?
「ありがとう」「さようなら」です。
今は今のあなたとして
大切にすること、取り組むことがあります。
(そのあなたを待っている人がいます)
そのための準備はできている。
「捨てられない」「片付けられない」女だった私が
お片づけ理論を学び、心理学的アプローチを通して
変化を遂げました。
物で言うと、
家>物
とまでは行きませんが
家=物
つまり、「買う」と「捨てる・使う」が
プラスマイナスゼロになるくらいは保っています。
心の円グラフの8割を占めていた
「想い出」は2割くらいに目減りして、
8割は「今」や「未来」に向けて
使えるエネルギーになっています。
エネルギー漏れや、キャパシティオーバー
を感じることも少なくなりました。
目に見えない「心」だからこそ
円グラフに置き換えて可視化する。
なんかちょっとしんどいな~
という時に思い出してみてくださいね。