北風と太陽(2) ~熱情の伝え方~



おはようございます

着火ウーマン 矢野圭夏です。

 


今年もあと2週間!


そして来週の12月22日は今年最後の新月。


この日から流れが変わる大事な時なので

新月までの1週間、やりのこしのないように

サクサク動いていきたいものです。





 


昨日の続きですね。

 

県内外に数十の店舗をもつ小売業の

経営者さまからご相談を受け、ご訪問した時のお話です。

(まだの方は昨日の「北風と太陽(1)」をどうぞ)

 


 

 

45分が経ち、

もう十分に、この組織の可能性は感じられていました。

 


 

最後に

よりスムーズな変化のために、

私はある1つの質問をしました。

 

それは・・・

 

 


 

 

 

“人を動かすもの”って、何だと思いますか?」

 








 

左に座っておられた女性がおっしゃいました。

(推定28歳、メガネ女子、はきはき聡明な印象)

 

熱い想いだと思います!」

 





 

続けて、もうひとりの女性。

(推定27歳、色白美人、目ヂカラが印象的)

 

「彼女とは全く逆なんですけど・・・

頑張った分だけの評価や財産となるものです!」

 

 





最後に、社長のお答えです。

(推定41歳、細身で全身オシャレ、笑顔で叱られそう。笑)

 

志や想いでしょうね・・・」

 

 








この言葉を聞いている数分間、

お三方の熱がその場にうずまき、

私の手はみるみる汗ばみ、

きっと体温も1度くらい上昇していたはず。

 

 

そこにあるのは

1時間前に訪ねた時とはあきらかに違うエネルギー。

 




 

みんな、めっちゃいい笑顔してるやん!!

それそれ、その笑顔!

 




 

「皆さんが今、感じてらっしゃるその想いが

そのまま伝わると良いですよね」

 

「マネージャーさん達も、

それぞれに想いがあられるでしょうね。」

 

 





 

そう言葉をかけながら、

3年前の出来事を思い出していました。

 



 

 

「北風では人は動かない」ということ。

「どんなに正しいことを言っても

人は気持ちが伴わないと動かない」ということ。

 

 




そのことを痛いほど感じた時期がありました。

 




 

 

強い意志を持って、

正義感と責任感を振りかざし、

がむしゃらに進もうとしていた私。

 




自分の正しさが脅威になることを知らず

理論武装で、プロジェクト実現のため

来る日も来る日もスタッフに対し

正論をぶつけて対峙します。

 

 


 

「なんで伝わらへんのやろう」


「こっちの方が絶対いいのに!」


「一人でやったほうが早いんちゃうか」

 

 




 

認められないはがゆさを

実力で認めさせようとして

先走り、身勝手な行動をとり、

周囲からの批判は増すばかり。

 

 


もちろん納得感なんて生まれるはずがなく

「それ、いいですね!」

「やりましょうよ!」

なんて言葉はもはや出てくる可能性もない。

 



社内での視線が冷ややかになり

徐々に居場所を失っていきます。




 

何をお願いするにも気が引けて

挨拶もぎこちない。

 






まもなく、本当の意味で居場所を失ってしまいました。

 

 




北風の脅威

いくら意気込んで強く風を吹かせてみても

人の心は動きません。

 

 

 

 

愕然とし、それから約1年、

自分の在り方と向かう日々を過ごします。

 




 

今思えば、

人生最大の挫折とも言うべき時期でしたが


どん底から這い上がるターニングポイント


でもありました。

 





 

この経験から

私の中で少しずつ「エネルギーシフト」が起こり、

今こうして、

あなたにメッセージを伝えることができています。

 





 


応接室で1時間のグループセッションを終え、

場のエネルギーが高まった先には・・・

 



(明日へ続く)

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