北風と太陽(1) ~ある経営者の悩み~


おはようございます

着火ウーマン 矢野圭夏です。

 

 

某SNSの仕様を関西弁にしていて

わりと本場に忠実やなぁと感心。


 

もうお気づきの方もいらっしゃるかも・・・

ですが



 

大阪生まれ大阪育ちの私は

普段は標準語でめったに関西弁が出ないのに

このSNSのせいか、交友関係のせいか

最近は関西弁になることも多いです。

 

 

私が関西弁でしゃべっている時は

リラックスしてる証拠かもしれませんね~

 

 

 



 

さて、今日は

最近のセッションから感じたことを書いてみます。


 


 

「北風と太陽」



 

 

ご存知の方も多いでしょう。


よく語られる童話の1つですが

旅人のコートを脱がせるために

両者はそれぞれの信念のもと、旅人に猛アプローチ!

その結果は・・・

 



 

 

「人の心を動かすもの」って何だろう?

 


 

これは、今の私に至る大事なテーマなので

今日から3部作でお届けします!







 

 

先日、ある経営者さまからご相談がありました。

県内外に数十の店舗をもつ小売業の方です。


 

「経営会議で、発言が少なくて・・・」

 

「店舗のマネージャーなのに、

 こちらが求める水準に達していないんですよ」

 

「トップダウンじゃいけない、って思って

 ボトムアップも試してみたんですけど、期待はずれで」

 

 


かれこれ2~3年この状況にお悩みで

時間をかけてさまざま試行されたようです。



 

が、状況かわらず、悩んでいたところに

私が講師を務めるセミナーの案内が舞い込み

今回お声がけくださったという。

 

「会議の段取り、5つの極意」明日開催!笑)

 

 

 

 


さっそくオフィスに伺いまして

社長に加え、事業部の女性お2人同席のもと

課題と感じてらっしゃることをひととおりお聞きします。

 

 


「どのような状況ですか?」


「どのような工夫をされましたか?」


「○○については、どうですか?」

 


などなど・・・


 

20分ほどお聞きして概要がつかめたので

気づいたことをフィードバックしていきます。


経営陣のみなさまと、

経営会議に集う店舗マネージャーさんとの間に

意識のズレがあり、

埋まらないのはなぜでしょうか?


 







・・・気づきのスピード、はやっ!!

 

 

私の一言ひとことに「はっ!」とした表情で

「いまお話を聞いていて、○○○と思いました!」

とめくるめく開眼されていくんですね。



 


 

はじめは

「そうは言っても・・・」


と、自分視点(一人称)で状況を捉えていた発言が次第に

 



「そうですよね、

 マネージャーからすれば、○○○ですよね・・・。」


と、相手視点(二人称)で状況を捉えられるように。

 

 

 

 (※ここ、とっても大事です。

  共創ぐるぐる会議では

  さらに上位視点である「三人称」お伝えしています。)






すると問題意識のレベルも変わってきます。




 


これまで会議のやり方の改善に意識が向いていたのが

(いわゆる対処療法ですね。抗生物質を飲むような。)



 

「何のためにやるか、とかの刷り合わせや

 意見が出やすいためのコミュニケーションですよね!」

 

「ちゃんと聴いてくれると、話したくなりますよね」

 

「伝えたい、分かってほしい、という気持ちが強すぎて

 相手には伝わっていなかったかもしれないですね・・・」


 

と、会議の本質や、人と人の関係性の本質に立ち戻り・・・

(こちらは根本にアプローチ。)




お三方の目からウロコがはがれ落ちていくのが

目に見えます(笑)

 

 





 

ここまでで45分。

(他にもいろいろ質問させていただきましたが

 長くなるのでここでは割愛しますね。)

 

 

もう十分に、この組織の可能性は感じられていました。

 




私は最後に

よりスムーズな変化のために、

ある1つの質問をしました。

 

 





それは・・・(明日へ続く)


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