望む世界のためなら、喜んで頭をさげよう



おはようございます、

着火ウーマン、矢野圭夏です。

 

 

先日、友人と串カツ屋でランチをしました。

 

ひとしきり、揚げたての串揚げを食し

あ~美味しかったね、とほっこり。

 

 

その時、友人が

「くやしい思い」を語ってくれたんです。

 

 

ある方に頼みごとをした時に

心ない言葉を言われて

とてもくやしい思いをしたそうです。

 

 

 

友人の話を聞きながら

私の中から昔話が顔を出しました。

 

 

 

 

 

20149月、

それまで1年間運営してきた

女性起業スクール終えることになりました。

 

 

できれば3期、4期と運営を継続し

より多くの女性の夢を叶えるお手伝いを

と願っていましたが、それが叶わず。

 

 

 

 

せめて形として活動記録を残すことが

私にできる最後の貢献だと思い、

「鹿児島女性支援事例ハンドブック」

の製作を思いつきました。

 

 

 

 

 

が、

 

予算なーい!

 

 

 

 

そうです。

製作予算をとっていなかったのです。

 

 

 

ううーん・・・

 

 

 

通帳残高とにらめっこしても

予算は捻出されません。

 

 

 

ううーん・・・

 

 

 

 

「そうだ、ファンディングしよう!」

 

 

 

 

ビジネスや活動における資金調達方法として

クラウドファンディングという手段があります。

 

 

ネット上で、

事業構想を伝えて資金協賛を依頼するもの。

 

協賛金の額により、

事業元から感謝の気持ちとして

様々なサービスが還元されることもあります。

 

 

資金調達を成立させるために

支援してくれる専門の会社もありますが

今回は時間もお金もないので

 

 

 

 

「勝手にクラウドファンディング」

 

 

 

 

 

3日間限定で、フェイスブックやWEBサイト

そして事務所近隣のみなさまにお声掛け。

 

 

 

1口千円から1万円まで、

広告協賛という形でお預かりし

製作費に充てさせて頂くことに。

 

 

 

 

「もっと早く言ってよ~」

 

とおしかりを受けることも多く・・・

 

 

「急に思いついたので」とは言えず

 

「この3日間に投稿を見てくれた人や

 会う人が救世主だと思ってチャレンジしてます!」

 

と言ってました。

 

 

 

 

 

たくさんの方のご協力により

3日間で目標額を達成し、

パンフレット製作が実現しました。

 

 

今までの人生でこれほど、

人の温かさに救われたことはありません。

 

 

私はひとりじゃない。

S.O.Sは白旗なんかじゃない。

声をあげれば、ちゃんと助けてくれる人がいる。

 

 

 

 

 

そしてこの中でも忘れられないのが

一番最初に、協賛依頼に向かった先です。

 

 

 

前職でお世話になった先生にアポをとり

朝一番にお願いに行きました。

 

 

 

「どうしたんや、そんなかしこまって」

 

 

「いえ・・あの・・・」

もじもじする私。

 

 

「なんや、言ってみぃ」

 

 

「あの・・・

女性起業スクールが今月で終わるんですけど」

 

 

「おう、そうか! よく頑張ったな」

 

 

「あ、はい・・・

本当は3期も企画できればよかったんですけど

それができなくて・・・」

 

 

「おう、そうか。まぁ、いい経験やったな。

また別の形で続けていけるといいんちゃうか」

 

 

「そうですね・・・

そこで、活動をまとめた冊子を作ろうと思っていて」

 

 

「おう、それはいい案やなぁ」

 

 

「そうなんです、形に残したくて・・・」

 

 

もじもじする情けない状況に

 

“今だよ、今!”

と私の中の応援団が声をあげます。

 

 

 

「先生、協賛お願いします!」

 

 

意を決して、頭を下げました。

 

 

 

今までお金のことで

人に頭を下げたことのない私が

 

とてもお世話になった人に

「お金を下さい」とお願いするわけです。

 

 

 

 

自分ひとりのためならできなかった。

 

 

行動の先に喜んでくれる人の顔があったから

私は動けた。

 

 

 

ご協賛くださった方々もそのことを感じて、

「頑張ってね」

と快く支援してくれたのだと思います。

 

 

 

「ありがとうございます・・・」

私はうゎんうゎん泣きました。

 

 

「子どもみたいに泣くんじゃないよ~(笑)」

そう言って頭をなでてくれた先生。

忘れもしない瞬間です。

 

 

 

あなたの行動は、何のため? 誰のため?

 

 

望む世界のためなら、私は喜んで頭をさげよう。

 

P.S

汗と涙の結晶のハンドブックをご覧になりたい方は 

ご連絡くださいね!


← 前の記事を読む                 次の記事を読む →