トンカツ屋でトンカツを食べない!~選ばれる理由~

 

こんにちは、

着火ウーマン 矢野圭夏です。

 

 

「○○の理由」シリーズが続きますが

今日はちょっと別の角度から・・・

 

※グルメブログではありません。

 

 

 

 

先日、とあるセミナーで

ドSのライティングコーチ(菊池達郎さん)

とお昼ご飯をご一緒させていただきました。

(菊池コーチについては、

 昨日のブログ「好き!だけじゃダメ?」

 でご紹介しています)

 

 

 

県外の方なので、

「トンカツがいいな」というリクエストに応えて

向かった先は、会場から徒歩5分の

『味の六白』というトンカツ屋。

(ちなみに、菊池コーチは鹿児島入りののち

 3連続トンカツらしいです。

 どんだけトンカツ好きやねん!)

 

 

 

鹿児島県といえば黒豚が名物の畜産県なので

市内だけでもトンカツの有名店はいくつもあります。

 

 

競争も激しくトンカツ屋ごとに個性があって、

当然、お客さんの好みも変わります。

 

 

 

私も月に2~3度は無性にトンカツを食べたくなり、

店に駆け込むんですよねー。

 

 

 

それが、お昼に行った『六白』なんですよ。

 

 

ここは、昼も夜も六白黒豚のトンカツ定食が

手頃な値段で食べられる有名店です。

 

 

 

が、

 

私はここの黒豚トンカツ定食を食べたことがないんです!

 

 

 

 

 

トンカツ屋なのにトンカツを食べない

ってどういうこと?(笑)

 

 

 

 

それに気づかされたのは、お店に並んでいた時のこんなやりとりです。

 

 

 

 

コーチ「矢野さん、ここのお勧めは何ですか?」

 

私 「ここはもちろん、キャベ丼ですよ!」

 

(説明しよう。キャベ丼とは、

 あつあつ白ご飯の上に千切りキャベツと揚げたてトンカツが乗り、

 仕上げにトンカツソースがかけられている、ソースかつ丼のことであーる。)

 

 

 

 

 

会話に戻ります。

 

 

 

コーチ「キャベ丼以外のお勧め、何ですか?」

 

私 「・・・。

   え? お勧めですか?」

 (心の声:だから”キャベ丼や”って言うてるやん。)

 

 

コーチ「はい(すごい笑顔で)。」

 

 

・・・しばし沈黙のあと、

 

 

私 「ここではキャベ丼しか食べないので、他はわかりません!」

 

コーチ「そうなんですね!(笑)」

 

 

 

なぜか自慢げな私と、ちょっと困り顔で笑う菊池コーチ。

 

 

 

 

 

 

その時に気づいたんです。

 

私にとって、『六白』はただのトンカツ屋ではなく、

 

「短時間で、ちゃちゃっと、がっつりと、

 トンカツを食べられるパワーランチ」

 

であり

 

 

ほぼワンコインでトンカツを食べられるファーストフード」

 

という位置づけだったのです。

 

 

(キャベ丼もトンカツなので、結局はトンカツ食べるんですが・・・

 タイトルに偽りあり? 笑)

 

 

 

 

ちなみに、黒豚トンカツのおいしさを噛みしめたい時の

行きつけは、別のトンカツ屋さんです。(笑)

 

 

 

 

 

これって、ビジネスでも同じだなぁと感じました。

 

 

 

トンカツ屋はトンカツ屋としてこだわりをもって提供しています。

これはビジネスとして当然のことですよね。

 

 

そして

そのこだわりと同じくらい、お客さんも

「こだわり」を持って「位置づけ」をして

商品やサービスを利用しているんだな、って。

 

 

 

 

 

私はコーチングや企業研修を生業としていますが

依頼をして下さるお客様にとって

私は「キャベ丼」なのか「黒豚トンカツ定食」なのか・・・

 

 

 

つまり

「がっつりとパワーをくれる存在」なのか

「じっくり旨みを感じさせてくれる存在」なのか・・・

 

はたまた、人によっては別の存在として

私を認識して下さっているかもしれません。

 

(カツカレーのごとく高カロリー摂取の存在?とか)

 

 

 

 

 

 

あなたのお客さまや慕ってくれる周りの方々は

どんなこだわりや位置づけで

あなたを選んで下さっているのでしょう?

 

 

 

ちょっと視点を変えてみたり 

お客様の声に耳を傾けてみると

意外な「選ばれる理由」に気づくかもしれませんね。

 


 

P.S

でもせっかくなので、たまにはキャベ丼をお休みして

トンカツ定食を食べてみれば良かった、とちょびっと後悔。